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第二十三番札所 応頂山 勝尾寺(Katsuoji)
2016年8月25日の記事(改訂版)
8月23日
猛暑でうだるような暑さの中、「バスに乗って楽珍さん~」で、勝尾寺へ行ってきました。
往路
往路は予定通り。
余裕のある時間で移動できましたよ。
園田発10:16 → 十三着10:20 (阪急神戸本線・梅田行)
十三発10:29 → 北千里着10:53 (阪急千里線・北千里行)
北千里/阪急バス発11:05 → 勝尾寺/阪急バス着 11:46 (阪急バス・粟生団地線29・希望ケ丘四丁目行)
北千里のバス停です。
まん中の右に勝尾寺方面へ行くバスの時刻表があります。
バスが平日だと3本しかありません、休日でも6本。
逃すとえらいことに(笑)
バスの座席は半分くらい埋まっていたんですが、降りたのは私だけ。
皆さん、北摂霊園までお墓参りに行かれるみたいですね。
帰りのバスの時間をチェック。
涼しい車内から出たら暑くてたまらんかったので、13:28発に乗れるようなら乗ろうと決めて動きました。
第二十三番札所 応頂山 勝尾寺(Katsuoji)
「参拝入口」とあるところを左に入ると受付があり、素直に境内に入ってしまったのですが、これは失敗でした。
レストラン「花の茶屋」で先に昼食を食べようと思っていたのに、受付を通って境内に入ると、レストランの入口が境内からの出口になっており、再び境内に戻れない仕組みなのです。
まあ、係りの人に断ればいいとは思いますけどね。
あと、パンフレットをこちらで頂いたのですが、境内の案内図が無かったんです。
わたしは事前に調べていたので迷いませんでしたが、初めて行く人は戸惑うかもしれませんね。
お迎え地蔵
最初に「お迎え地蔵さま」がお迎えして下さります。
お迎え地蔵さま
当山に参拝された皆様を穏やかなお姿でお迎え下さっているお地蔵さまです
お迎え地蔵さまに手を合わせて
ご真言
おんかかかび さんまえ そわか
と三回お唱えしてから山門へ向かって下さい。 合掌
山門
仁王門とお浄め橋
山門の両脇に建つ仁王さま(金剛力士)は、寺の聖域に悪い物が入り込まないように護っておられる仏さまです。
お浄め橋
橋の下から霧が出ております。これは太古の昔より霊山として崇められてきた勝尾寺の神聖なる水を霧状にしているものです。橋を渡る際、参拝者の皆様方に、今で云うところの聖なるマイナスイオンを体感して戴くためのモノで御座います。
山門をくぐる際に一旦立ち止まり、正面に霊山に一礼し、橋を渡り、お浄め橋の中央で立ち止まって下さい。
目をつぶり合掌しながら、貴方の体と心がこの聖なる空間にて清められ、ついには自分の体と神仏と大自然が一体となるよう、一心に念じ、そして感じて下さい。
あなた自身がその一体感を得ることが出来ましたら、また歩みを始めて下さい。 合掌
お浄め橋の両側に靄のような霧が出ているのがわかります。
見上げると境内がめちゃくちゃ広いですよね。8万坪あるそうです。
宝物館
お浄め橋を渡ると、静かなところに出てきます。
右側に勝尾寺宝物館がありました(一般公開されてませんでした・・・)。
一願不動尊
一願不動尊
お不動さまには人の悪を懲らしめ、人を善に導くお役目があります。
このお不動さまは一つの願い事のみを叶える不動明王として古くから信仰されてきた仏さまです。
一願とは、一つのお願い事を一心に念じる事です。
三回お唱え下さい。
ご真言
のうまく さーまんだー ばーさら だん
せんだん まーからしゃーだー そわたや
うんたら たーかんまん 合掌
勝ちダルマ納め所
勝ちダルマ納め所
勝ちダルマは、あれこれ色々とお願いするのではなく、ただ一つのお願い事に対してあなた自身が直接目を入れる大切なお守りです。
願いが叶い、両目の入った勝ちダルマは、まず最初に荒神堂に、続いて本堂において「知らず知らずのうちに目に見えないところをお護りいただき有難うございました」と御礼してから、この場所に納めに来て下さい。ご先祖や周りの方に感謝してから一つの願い事を終えないと次のお願い事はしてはいけないのです。
己に勝つこと!とは、己の弱さに勝つこと!
このキモチの表れが「勝ちダルマ」なのです。 合掌
南無大慈大悲観世音菩薩(なむだいじだいひかんぜおんぼさつ)
3回お唱えします
石畳の参道を登ってゆきます。
三宝荒神さま
三宝荒神さま
勝尾寺の荒神さまは、日本で最古の荒神さまです。
千三百年前、勝尾寺の初代住職が瞑想中にこの仏を感得したのが始まりで、「厄を祓う」「難を祓う」荒神さまとして、その威神力は絶大で、日本全国より参拝者の絶えない有名な荒神さまです。
神前で鈴を鳴らし、心をこめてゆっくりと三回お唱え下さい。
ご真言
おん けんばや けんばや そわか 合掌
厄払い荒神神社から、本堂と鐘楼を望む
鎮守堂
南無當山鎮守(なむとうざんちんじゅ)
三回お唱えします
開山堂
南無當山開基(なむとうざんかいき)
三回お唱えします
水掛け観音さま
水掛け観音さま
先祖供養
供養や回向とは今この世に生きているあなたのルーツに感謝する行動のことを言います。
あなたはひとりで「オギャー」と生まれ出てきたのではありません。生まれたてのあなたが一人でお湯を沸かしてミルクを作って飲んでいたのでもありません。
愛情という力が無ければ一日もいきられなかったのです。
そのことを今ここで 思い起こしてみましょう。
両親、そのまた両親が一人でも欠けていたら今のあなたは存在しないのです。
その事を今ここで思い起こしてみましょう
回向や供養は、今は亡きその方達(先祖)へできる、あなたの最大の感謝の行動なのです。
水子供養
この世にオギャーと生まれ出ることが出来なかったあの子。
抱きしめて育ててやることが出来なかったあの子。
幼くして亡くなった子や、胎内で分かれた子に対して、今、あなたがしてあげられることは「忘れてないよ」「いつも心で想っているよ」と伝える事です。
それが水子供養という行動なのです。 合掌
大師堂
大師堂
四国八十八ヶ所お砂踏み
こちらは弘法大師(空海)をお祀りしているお堂です。
お堂の周りに四国八十八ヶ所の一番から八十八番のご本尊が祀られ、その下の砂はその霊場八十八ヶ所霊場のお砂が納められています。
その各寺院のお砂を踏むことによって四国八十八ヶ所をお参りしたと同じご利益を頂けるとされています。
「南無大師遍照金剛(なむだいしへんしょこんごう)」とお唱えしながら有り難く(感謝しながら)丁寧にお砂を踏みしめてお大師さまのご加護を頂きましょう。 合掌
御宝号
南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう) ←こちらの読み方が正しいと思われ
本堂
本堂
西国第二十三番札所のご本尊十一面千手観世音菩薩さまをお祀りするお堂です。
全国の観音さまのご縁日が毎月十八日と定まったのは「勝尾寺縁起」のその由来が記されているからで、毎月十八日にのみ特別に御開帳させていただいております。
堂内にお入りになられない方も胸の前で合掌して、心静かに三回お唱え下さい。
ご真言
おん あろりきゃ そわか 合掌
南無大慈大悲観世音菩薩(なむだいじだいひかんぜおんぼさつ)
三回お唱えします
御本尊 十一面千手観世音菩薩
御真言 おん ばさら たらま きりく
本堂前の授与所
奥様の分と合わせてお守りを頂きました。
鐘楼
景気良く、撞かせて頂きました!
納経所
こちらでご朱印が頂けます。
ご朱印
西國第二十三番
攝津國 勝尾寺
御本尊十一面千手観世音菩薩
おもくとも つみにはのりの かちおでら ほとけをたのむ みこそやすけれ
開基 善仲・善算
建立 神亀四年
大阪府箕面市勝尾寺
真言宗 応頂山 勝尾寺
不動堂
ご真言
なうまく さんまんだ ばざら だんせんだ まかろしゃだそわたや うんたらた かんまん
二階堂
二階堂
承元二年(1208)浄土宗開祖法然上人(ほうねんしょうにん)が、第四代座主 証如上人(しょうにょしょうにん)の遺徳を偲び、3年10ヶ月逗留する。
中国浄土教の中興の祖、善導大師(ぜんどうだいし)と夢中対面され、浄土宗本基の戒を授かられる。その時、 壁板に浮かび上がった二祖の尊影が二階堂のご本尊となる。同所は法然上人第五番霊場でもある。
(※勝尾寺サイトより引用)
多宝塔
知恵の環
「知恵の環」出入口
先に本堂、諸堂をお参りし、そのご加護を頂かれてから、この「知恵の環」を歩いてみて下さい。
すると心は一層穏やかに、そして晴れやかに、湧き出る力や良い知恵を頂けるでしょう。
この「知恵の環」の中で瞑想するもよし、座るもよし、遊ぶのもよし、湧き出る力を感じさせて戴ける場所である。
①一口よりゆっくりと右回りに7周。石柱が3本立つ中心点まで歩く。
②中心点より逆回りに7周。入口に戻る。
③時間があれば周りの石に座って瞑想するもよし。 合掌
弁財天さま
弁財天さま
勝尾寺の弁財天さまは、知恵を与え、学問や芸能や音楽の才能を開花させる神さまとして古くから信仰されています。
弁財天さまの別名サラスヴァーティーというインドの女神で、サラスヴァーティーは水の流れる音が紗(さ)なる音として聞こえてくるので紗音天(さおんてん)や音楽天(おんらくてん)とも訳されます。
音楽や芸能を目指す人は、勝尾寺境内の流れる水の音を感じながら、こちらの鳥居をくぐりながら三回唱えて下さい。
ご真言
おん そらさば ていえい そわか 合掌
レストラン「花の茶屋」
お昼ごはんとして食べるものは、うどんとチャーハンしかありませんでした・・・。
復路
13:28発のバスに乗り、千里中央まで出ました。
こちらで奥さんに家を追い出されてポケモンGOをやってた親しい友人と偶然ばったり出会って、一杯飲みに行っちゃいました(笑)