目次
- 1 第二十番札所 西山 善峯寺
- 1.1 往路
- 1.2 第二十番札所 西山 善峯寺(Yoshiminedera)
- 1.3 全体MAP
- 1.4 東門
- 1.5 山門(西山宮門跡)
- 1.6 観音堂(本堂)
- 1.7 ご朱印
- 1.8 手水舎
- 1.9 鐘楼堂(つりがね堂)
- 1.10 護摩堂
- 1.11 遊龍の松(天然記念物)
- 1.12 多宝塔(重要文化財)
- 1.13 経堂
- 1.14 桂昌院の枝垂れ桜
- 1.15 京都遠望
- 1.16 白山・櫻・あじさい苑
- 1.17 開山堂
- 1.18 幸福(しあわせ)地蔵
- 1.19 鎮守社
- 1.20 宝篋印塔と桂昌院廟
- 1.21 釈迦堂
- 1.22 稲荷社
- 1.23 薬師堂
- 1.24 けいしょう殿
- 1.25 青蓮院(しょうれんいん)御陵
- 1.26 青蓮の滝
- 1.27 阿弥陀堂と書院(瑞松庵)
- 1.28 復路
第二十番札所 西山 善峯寺
2016年7月8日の記事(改訂版)
7月8日
朝から雨が降ったり止んだりの生憎の天気でしたが、本降りになるのは夕方からという事で、ささっと行ってくることにしました。猛暑の中を歩いて熱中症になるよりはずっとましですよね。
元の計画とだいぶ変わっちゃいますけど、ご容赦下さい。
往路
行きは完全に予定通り!
東向日駅から善峯寺行きのバスは、1時間に一本しかないので、逃すと大変ですよ!
第二十番札所 西山 善峯寺(Yoshiminedera)
終点「善峯寺」
善峯寺全景図
境内が広いです!
乗ってきたバスは終点なので折り返し。
他にお客さんは居ませんでした。
前方に見える橋を渡って入山します。
苔が生えているので、雨に濡れてツルツル滑って若干怖ったんですが、九十九折りの道を気を付けて登ってゆきます。
帰りには西国巡りのツアー中のおじいちゃん、おばあちゃん達の一行とすれ違ったんですが、皆さんヒイヒイ言われてました・・・。
「もうちょっとで山門ですよ~」と、励ましました。
私の足で入口の山門まで約10分かかって登りましたので、結構しんどいと思いますわ。
全体MAP
東門
東門が見えてくるとホッとしますよ。
山門(西山宮門跡)
東門を抜けて石段を登ると、善峯寺の入山受付にもなっている山門(西山宮門跡)に到着です。
善峯寺善峯寺
当山は天台宗で、西国三十三所第二十番札所であり、本尊千手観音菩薩を祀る。
長元二年(1029)、恵心僧都(えしんそうず)の弟子源算(げんさん)の開基と伝える。暦朝の崇敬厚く、白河天皇(しらかわてんのう)が諸堂を建立した。また、観性(かんしょう)、慈円(じえん)、証空(しょうくう)らの高僧が相次ぎ、その後、青蓮院(しょうれんいん)の宮(覚快(かくかい)、道覚(どうかく)、尊道(そんどう)、慈道(じどう)、尊円(そんえん)、尊証(そんしょう)、尊真(そんしん)、尊寳(そんぽう))が住したので、「西山宮」と呼ばれた。後花園天皇(ごはなぞのてんのう)が伽藍を改築し、往時には僧坊が五十余に及んだが、応仁の乱で焼亡した。元禄年間(1688~1704)、徳川綱吉(とくがわつなよし)の母桂昌院(けいしょういん)の寄進により復興され、現在に至る。
広大な境内地には、重要文化財の多宝塔をはじめ、多くの堂塔が建ち並び、池泉や四季の花々で彩られる。廻遊式庭園は優れた眺望を有する。特に、多宝塔に前にある五葉の松は天然記念物で、波に泳ぐ龍のように見えるので、「遊龍の松」と呼ばれる。
また、年二回(五月、十月の第二日曜日)の薬湯は有名で、神経痛、腰痛の祈願所でもある。
西国二十番 善峯寺
ご詠歌
のをもすぎ やまじにむかう あめのそら
よしみねよりも はるるゆうだち
京都洛西観音霊場一番札所
ご詠歌
わけのぼる むかうこころは よしみねや
みのりをおえて たかきやまかげ
山門を抜けると紫陽花が未だ咲いていました。
進んでゆくと、観音堂が見えます。
観音堂(本堂)
ご朱印
西國第二十番
山城國 善峯寺
御本尊千手観世音菩薩
のをもすぎ やまじにむかう あめのそら よしみねよりも はるるゆうだち
開基 源算上人
建立 長元二年
京都市西京区大原野小塩町
善峯観音宗 西山 善峯寺
手水舎
鐘楼堂(つりがね堂)
観音堂を出て左に出て、右への道を進んでゆくと鐘楼が見えます。
厄除け祈願して、突かせて頂きました。
護摩堂
遊龍の松(天然記念物)
護摩堂の脇を抜けて道を進むと、天然記念物だという「遊龍の松」が見えてきます。
多宝塔(重要文化財)
経堂
桂昌院の枝垂れ桜
京都遠望
この辺りまででだいぶ山を登ってきまして、視界が開けます。
白山・櫻・あじさい苑
案内に従って道を進むと、白山・櫻・あじさい苑と、開山堂が見えてきました。
開山堂
幸福(しあわせ)地蔵
あじさい苑を望むところに幸福地蔵がありました。
花々が咲く頃にまた来たいものです。
鎮守社
宝篋印塔と桂昌院廟
釈迦堂
案内に従って更に進むと、釈迦堂があります。
堂内にて釈迦如来像を拝することができます。
稲荷社
更に道を進んでゆくと、周りの視界が拡がって山に登ってきた感が深くなります。
この先は奥の院に当たり、稲荷社がありました。
晴れていたらもっと綺麗だったと思います・・・。
薬師堂
奥の院になる薬師堂がありました。
薬師堂由来
たらちをの 願をこめし寺なれば
我もわすれじ なむやくし佛
この歌は五代将軍の母桂昌院さまの献歌であります。
桂昌院さまのご両親は、常に当山のご本尊さまは勿論のこと、このお薬師さまに特に祈念され小寳を授かりました。
後出世されて、三代将軍の寵愛を得られ、五代将軍綱吉公をお産みになりました。
その後元禄十四年に再建され世に出世薬師として霊験あらたかなお薬師さまであります。
けいしょう殿
青蓮院(しょうれんいん)御陵
奥の院の奥にある青蓮院御陵へ向かいます。
柵で囲まれたところが宮内庁の管理になる「青蓮院宮廟」と呼ばれるところになるんだと思うんですが、説明書がないのでわかりません。
覚快法親王(鳥羽天皇皇子)、道覚法親王(後鳥羽天皇皇子)、慈道法親王(亀山天皇皇子)、尊円法親王(伏見天皇皇子)、尊道法親王(後伏見天皇皇子)らの墓があるとのこと。
(ウィキペディアより要約)
青蓮の滝
奥の院から坂道を下ってゆきますと青蓮の滝(?)が見えます。
阿弥陀堂と書院(瑞松庵)
石段を下ってゆくと、阿弥陀堂と書院(瑞松庵)がありました。
石段を下った最後にあったのは、本坊の入口でしょうか。
本坊は観音堂の裏側にあるので、普段はそこから通られているように思われます。
石段を下り、右に折れると観音堂に戻って、拝観終了です。
紫陽花の見頃の時期を過ぎたせいか参拝者が非常に少なくて、珍しく外国人観光客にも出会わず、案内では40分で拝観できるという事でしたが、約2時間弱掛けてまったりと拝観させて頂きました。
復路
小雨が降ってきたので、観音堂の前で休憩していたら、帰りのバスの時間が書かれた紙があるのを見つけました。
毎時24分に東向日駅行きのバスがありますね。
この時点で11時前だったので、今日はこれで切り上げて、11:24発のバスで帰ることにしました。
東向日駅に着いたらお昼時になりますし、丁度良かった感じですね。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございます。
ブログランキングに参加しています。お好きなバナーを押して頂けますと幸いです。