【西国三十三所巡り】 第十番札所 明星山 三室戸寺(Mimurotoji) 参拝記、「響け!ユーフォニアム」聖地巡礼 スタンプラリー

第十番札所 明星山 三室戸寺

2016年5月10日の記事(改訂版)

計画を立てた5月7日(土)時点の天気予報では、「曇り後一時雨」やったんですわ。
雨が嫌いな私ですが、これなら何とかなりそうやと思ったんです。

8日(日)の夜に我が家でホームパーティをしていて、偶々テレビの天気予報を見たら、予報が変わって「雨」の一日になると。しかも気温が上がらず、京都の最高気温は18度止まりと、5月のこの時期としては寒くなりそうだと・・・。

「日延べしようかな(笑)」
みたいな事を言ってたんですが、すごく気になってしまって・・・。

あまり眠れず、9日(月)未明に目が覚めて、数日間の最新の天気予報を見てみると、
・9日は朝から雨。
・9日夜には一旦雨の止み間もありそう。
・更に低気圧が近づいて、明日(10日(火))の朝から明後日(11日(水))までは、天気がかなり荒れてしまう。
・天気が回復するのは、12日の木曜日。

今回の目的としている「京アニショップ」や、昼食を予定している「お食事処 いなり」などでは、木曜日が定休日になる箇所が多い為、色々と都合が悪いわけです。

仕方ありませんが、決行することとしました。

一度寝直して、5時半に起床。
パソコンを起動し、スタンプラリーの台帳を印刷していて気が付きました。
スタンプラリーのチェックポイントの「匠の館」さん、
スタンプ押印可能時間(11:00~17:00(水曜休み))と書いてありました。
これは不注意でした。

最初の計画がこれで崩れました(笑)

リスケが面倒臭くなって、すっかり行く気が無くなったんです。
お風呂を追い炊きして、ゆっくり湯船に浸かって考え直し、
「今日行かんと、次に行くタイミングが金曜日までずれ込むのもなんやしなぁ」と・・・。

限定のクリアファイルが無くなるのが惜しいわけですよ!

宇治には何度も行ったところばかりで地図が頭に入ってますし、気持ちを入れ替えて、
とりあえず行き当たりばったりで行くことにしました。

いつもはリュックを背負っていくのですが、雨で荷物が濡れるので、ショルダーバッグだけという軽装としました。


往路

家を出たところから雨が降ってました・・・。
しかも通勤ラッシュ時間帯です・・・。

園田発8:11 → 梅田(阪急線)着8:21 (阪急神戸本線・梅田行)
雨も重なり、通勤ラッシュで混み込み状態です。
もう一本遅い電車にずらすだけでも、かなり違ったと思うんですが・・・。

梅田(大阪市営)発8:42 → 淀屋橋着8:45 (大阪市営御堂筋線・新金岡行)
御堂筋線、激混みです。
人身事故で電車が止まっているのかと思うほど、改札入ったところからびっしり混んでます。
サラリーマン時代にもあえてラッシュ時間帯の御堂筋線には乗らんかったのに、なんでわしは・・・。

多分、またここで腰をゆわしたと思います。
出てきたことを後悔しまくりです・・・。
すっかり体が弱ってますわ・・・。

なんとか淀屋橋に到着。
京阪の駅員室に行き、フリーチケットを入手します。

京阪電車×響け!ユーフォニアム2016 京阪線フリーチケット
京阪電車×響け!ユーフォニアム2016 京阪線フリーチケット
京阪電車×響け!ユーフォニアム2016 京阪線フリーチケット
京阪電車×響け!ユーフォニアム2016 京阪線フリーチケット

地図など、今回のスタンプラリーのパンフレットも置かれていました。
スタンプ台帳が印刷されていたので、、予め台帳を印刷して来なくても良かったんですが、今朝の気付きにも繋がったわけで、複雑な気分でした・・・。

スタンプラリーの台帳
スタンプラリーの台帳

淀屋橋発8:50 → 中書島着9:29 (京阪本線特急・出町柳行)
中書島発9:32 → 六地蔵着9:38 (京阪宇治線・宇治行)
例のギャラリートレインですが、一本前の中書島発9:22でした・・・。


「響け!ユーフォニアム」聖地巡礼、撮影ポイント巡り

六地蔵駅

京阪の六地蔵駅は、皆が通う「北宇治高校」(架空)の最寄駅の設定です。
電車を降りて等身大パネルを探したんですが、上り下りの両方の駅のホームには見当たりません。
階段を降りたところにある、改札口の内側にありました!

原作者の武田綾乃さんのサイン入りであります。

六地蔵駅
六地蔵駅
等身大パネル
等身大パネル
黄前久美子神
黄前久美子神
高坂麗奈神
高坂麗奈神
加藤葉月神
加藤葉月神
川島緑輝神
川島緑輝神
高坂麗奈神
高坂麗奈神
黄前久美子神
黄前久美子神

ホームに戻り、京都アニメーションの広告をぱちり。

京都アニメーションの広告
京都アニメーションの広告
京都アニメーションの広告
京都アニメーションの広告


黄檗駅

次の電車で黄檗駅へ向かいます。

六地蔵発9:47 → 黄檗着9:51 (京阪宇治線・宇治行)

電車を降りて等身大パネルを探すと、加藤葉月神のパネルが中書島方面ホームの改札を入ったところにあるではありませんか!
つまり、一度宇治方面ホームの駅の改札を出て、踏切を渡って向こう側に移動し、改札を入らないと目的地に行けないわけです。

黄檗駅
黄檗駅
加藤葉月神 恐らくCV「朝井彩加」さんのサイン
加藤葉月神 恐らくCV「朝井彩加」さんのサイン

写真を撮ったら、すぐに中書島方面行の電車が入線してきました。

「そうだ、木幡に戻って、京アニショップに行こう!」

行き当たりばったりもいいものですね(笑)


木幡駅

入線してきた電車に乗り、木幡に向かいます。

黄檗発9:53 → 木幡着9:56 (京阪宇治線・中書島行)

木幡駅
木幡駅


京アニショップ

京アニショップは10時開店です。
計っていたような、良い時間加減ですよ(笑)

残念ながら、雨対策で、ショルダーバッグしか持っていない為、買えるものが限られてしまいます・・・。
色々と吟味して、(「響け!ユーフォニアム」の 缶バッジセット 北宇治吹部1年生)を購入しました。

劇場版 響け!ユーフォニアム ポスター
劇場版 響け!ユーフォニアム ポスター
映画 聲の形 ポスター
映画 聲の形 ポスター
開いてて良かった 京アニショップ!
開いてて良かった 京アニショップ!
劇場版 響け!ユーフォニアム ポスター
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響け!ユーフォニアム 関連グッズ販売中!
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京アニショップ 劇場関連グッズ 発売中!
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京都府宇治市木幡内畑内畑34−11

第十番札所 明星山 三室戸寺 (Mimurotoji)

京アニショップを満喫した後、聖地巡礼から少し離れて、三室戸寺に参拝です。

再び宇治方面の電車に乗ります。
と、その前に京都アニメーションの広告をぱちり。

京都アニメーションの広告
京都アニメーションの広告
京都アニメーションの広告
京都アニメーションの広告

木幡発10:28 → 三室戸着10:33 (京阪宇治線・宇治行)

三室戸駅
三室戸駅


三室戸寺参道

改札を出て左に進んで、途中の二股道は左の住宅地の方へ進み、徒歩約15分。
三室戸寺に到着です。

三室戸寺 参道
三室戸寺 参道
左みむろと
左みむろと
西国十番 三室戸寺
西国十番 三室戸寺

入山料500円をお納めし、境内へ。
山門をくぐると、満開のつつじが迎えてくれました。
雨に濡れて、綺麗に撮れるか心配でしたが、それなりに良かったみたいですね!

山門が見えてきました
山門が見えてきました
岡井省二 句碑
岡井省二 句碑

岡井省二 句碑
あぢさゐの 色をあつめて 虚空とす


山門

三室戸寺 山門
三室戸寺 山門
境内はとても広いのです
境内はとても広いのです

三室戸寺庭園

紫陽花が咲く6月は、この景色が一変しますよ!

三室戸寺庭園
三室戸寺庭園
つつじ
つつじ
薬師如来
薬師如来
参道が美しい
参道が美しい
しゃくなげ
しゃくなげ
つつじかな~?
つつじかな~?
宇治市の史跡紹介
宇治市の史跡紹介

三室戸寺

当寺は8世紀の創建と伝えられている古刹で、西国三十三所観音霊場第十番の札所として知られています。本堂には本尊の金銅二臂千手観音立像(こんどうにびせんじゅかんのんり)、釈迦如来立像、毘沙門天立像が安置されています。
枯山水、池泉回遊式の室町時代の作庭手法を模した庭園には、多数のつつじ、石楠花(しゃくなげ)、紫陽花(あじさい)等が植えられ、華やかな彩りを添えると共に、訪れる人に爽やかな季節感を与えてくれます。
また、境内には、源氏物語宇治十帖の悲劇のヒロインである浮舟の石碑や松尾芭蕉の句碑があります。

宇治市の史跡紹介
宇治市の史跡紹介

石段

60段あるという石段を登ると本堂があります。

石段辺りの風景
石段辺りの風景
石段
石段
しゃくなげ
しゃくなげ

本堂

石段を登りきると、三室戸寺の伽藍の景色が広がります。
左前方に本堂、その奥の方に阿弥陀堂、鐘楼、三重塔が見えます。
左手に納経所があり、こちらでご朱印が頂けます。

本堂
本堂
鐘楼と三重塔を望む
鐘楼と三重塔を望む
西国十番観音霊場 明星山 三室戸寺
西国十番観音霊場 明星山 三室戸寺

 

西国十番観音霊場 明星山 三室戸寺
当寺は、今から約千二百年前、光仁天皇の勅願により千手観世音菩薩を本尊として建立されました。
平安時代には殊に皇室の御帰依が深く、三条天皇は法華堂を、白河天皇は常光堂や荘園を、又、堀河天皇は伽藍を増修し、寺領を御寄進せられた為に盛大を極めました。その後、時代の変遷と共に盛衰を繰り返し、約二百年前の文化十一年に現在の本堂は建立されました。

当寺の文化財
阿弥陀如来
観世音菩薩
勢至菩薩
清凉寺式釈迦如来
毘沙門天
(いずれも平安時代 重要文化財)

三重塔
鐘楼
阿弥陀堂
(いずれも江戸時代 府文化財)

花山帝御歌
夜もすがら 月をみむろと わけゆけば
うじの川瀬に 立つは白波

宇賀神
宇賀神

宇賀神

「耳をさわれば福がくる、髭を撫でると健康長寿、しっぽをさすれば金運がつく」

福徳兎
福徳兎
福徳兎
福徳兎

福徳兎
球中の玉子が立てば運気があがり、足腰健全になると伝えられています。

中の玉子を撮り忘れましたが、私にもちゃんと立てれましたよ!

勝運の牛
勝運の牛

勝運の石
牛の口の中にある玉をさわると勝運がつくと伝えられています。


ご朱印

三室戸寺 ご朱印
三室戸寺 ご朱印
三室戸寺 ご朱印
三室戸寺 ご朱印

西國第十番
山城國宇治 三室戸寺
御本尊千手観世音菩薩

よもすがら つきをみむろと わけゆけば うじのかわせに たつはしらなみ

開基 光仁天皇
建立 宝亀元年

京都府宇治市菟道滋賀谷
本山修験宗 明星山 三室戸寺


阿弥陀堂

阿弥陀堂
阿弥陀堂
阿弥陀堂
阿弥陀堂

阿弥陀堂
親鸞(しんらん)聖人の父「日野有範(ひのありのり)卿」の墓
親鸞聖人の娘覚信尼(かくしんに)が、墓上に阿弥陀堂を建立し、阿弥陀三尊を安置し、祖父の菩提を弔いました。
その三尊は、宝物庫に安置されています。

四十八願寺額
有範卿が、隠棲していたお寺の額を伝えられています。


鐘楼

鐘楼
鐘楼
釣鐘
釣鐘


浮舟

源氏物語 宇治十帖「浮舟」の碑があります。

源氏物語 宇治十帖(七)
浮舟
正月、中君のところに宇治から消息があった。浮舟の事を忘れられない匂宮は、家臣に尋ねさせたところ、まさしく浮舟は、薫君にかくまわれて宇治にいることがわかった。そして、ある夜、闇に乗じ、薫君の風を装って忍んで行く。浮舟が事に気づいた時にはもう遅かった。
浮舟は、薫君の静かな愛情に引きかえ、情熱的な匂宮に次第にひかれていく。薫君は物思いに沈む浮舟を見て、一層いとおしく思われた。
如月の十日頃、雪の中、宇治を訪れた匂宮は、かねて用意させていた小舟に浮舟を乗せ、橘の小島に遊び、対岸の小屋に泊って一日を語り暮らした。
橘の小島は色もかはらじを
この浮舟ぞゆくへ知られぬ
浮舟は、二人の間でさまざまに思い悩んだ末、遂に死を決意する。


三重塔

三重塔
三重塔
三重塔
三重塔
三重塔
三重塔

戻り路
鐘楼の辺りから

本堂前
本堂前
本堂前
本堂前

芭蕉の句碑を見つけました。
山吹や 宇治の焙炉の 匂ふとき

芭蕉句碑
芭蕉句碑
芭蕉句碑
芭蕉句碑
しゃくなげ
しゃくなげ

風景を楽しみながら、次の目的地の宇治上神社に向かいます。

石段の上から
石段の上から
参道
参道
新羅大明神
新羅大明神
京都府宇治市莵道滋賀谷21

 


宇治上神社

山門を右に出て、三室戸駅の方に戻っていきます。
途中、右側にセブンイレブン三室戸店があるところの道を左に曲がって、住宅街に入ります。
京都翔英高校、都倉病院を過ぎた辺りに、「さわらびの道」の入り口があります。

さわらびの道

さわらびの道に入ってすぐ右に行くと、景色が一変します。
道の右側には「宇治源氏物語ミュージアム」があり、左側には大きなお家が並んでいます。
設定では、高坂麗奈神の実家がこの辺りにあると思われます。

さわらびの道
さわらびの道

大吉山の登山口

(注)一応、久美子神と麗奈神が登ってゆくTVシーンのアングルに合うように振り返っています(笑)

さわらびの道 大吉山の登山口付近
さわらびの道 大吉山の登山口付近
大吉山 登山口
大吉山 登山口
歴史街道と宇治市について
歴史街道と宇治市について
さわらびの道 大吉山の登山口付近
さわらびの道 大吉山の登山口付近

總角

源氏物語宇治十帖(三) 總角
源氏物語宇治十帖(三) 總角

源氏物語宇治十帖(三)
總角(あげまき)

八宮(はちのみや)の一周忌がめぐって来た。薫君(かおるのきみ)は仏前の名香(みょうごう)の飾りに託して、大君(おおいのきみ)への想いを詠んだ。
總角に長き契りを結びこめ おなじ所によりもあはなむ
大君は父宮の教えに従い、自らは宇治の山住みで果てる意志が堅く、妹の中君(なかのきみ)をこそ薫君に委ねたいと望まれた。
薫君は中君と匂宮(におうのみや)とが結ばれることによって、大君の心を得ようとされたが、意外な結果に事が運ばれてしまう。
匂宮は中君と結ばれたが、気儘に行動され得ない御身分故、心ならずも宇治への訪れが遠のく。大君は「亡き人の御諫めはかかる事にこそ」と故宮を偲ばれ、悲しみのあまり、病の床につき、薫君の手厚い看護のもとに冬、十一月に、薫君の胸に永遠の面影を残して、帰らぬ人となった。

源氏物語宇治十帖(三) 總角
源氏物語宇治十帖(三) 總角

宇治上神社

ようやく宇治上神社に到着です。
こちらの方から来ると、直接境内に入れます。

世界文化遺産 宇治上神社
世界文化遺産 宇治上神社

「離宮いろは」の紅葉
当社は江戸時代までは、「宇治離宮明神」・「離宮八幡宮」・「離宮上社」(宇治上神社)と呼ばれておりました。その当社の本・拝殿に寄り添うように一緒に時の流れを積み重ねてきた「いろは紅葉」・・・
そこから名前を「離宮いろは」と名づけました。
「いろは紅葉」と言うのは、葉は小さく、分かれた裂片を「いろはにほへと・・・・・・」と数えたことが由来です。
秋には褐色がかった黄色から紅色に紅葉して散り、春には濃い紫色の花をつけます。


宇治上神社 拝殿 (国宝)

見事なけやきの木があります。

宇治市名木百選のけやき
宇治市名木百選のけやき
宇治市名木百選のけやき
宇治市名木百選のけやき
宇治市名木百選のけやき
宇治市名木百選のけやき


桐原水

かつて宇治には「宇治七名水」呼ばれる名水が湧き出ていたが、現在はここだけになったそうです。
拝殿の横にあって、石段を降りると自由に水が汲めるようになっています。
桐原水
桐原水
桐原水
桐原水


宇治上神社 本殿 (国宝)

平安時代後期に伐採された木材が使われて、一間社流造りの三殿からなる。
左右の社殿が大きく中央の社殿が小さい。

御祭神
右 菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)
中 応神天皇(おうじんてんのう)
左 仁徳天皇(にんとくてんのう)

国宝 本殿
国宝 本殿
国宝 本殿
国宝 本殿
宇治上神社
宇治上神社

宇治上神社

宇治上神社は、明治維新までは隣接する宇治神社と二社一体で、それぞれ、離宮上社、離宮下社と呼ばれていました。祭神は宇治神社の祭神でもある悲運の皇子菟道稚郎子のほか、父の応神天皇と兄の仁徳天皇を祀っています。本殿は平安時代後期の、神社建築としては最古のものに属する建造物で、一間社流造(いっけんしゃながれづくり)内殿三棟を左右一列に並べ、後世これらに共通の覆屋(おおいや)をかけたものです。また、その身舎の扉には、建立当時の絵画が遺されています。なお、境内に湧き出ている桐原水は、宇治七名水の一つとされています。

世界遺産「古都京都の文化財」
世界遺産「古都京都の文化財」

世界遺産「古都京都の文化財」

宇治上神社は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)で採択された世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約に基づき、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産リストに登録されました。このことは、人類全体の利益のために保護する価値のある文化遺産として、特に優れて普遍的価値を持っていることを国際的に認められたことになります。

宇治上神社の創建は古くさかのぼりますが、平安時代に平等院が建立されるとその鎮守社となり、その後、近在住民の崇敬を集めて、社殿が維持されてきました。
本殿は、正面一間の流造の内殿三棟を並立させ、それを流造の覆屋で覆った特殊な形式となっています。建立年代については、蟇股の意匠及び組物などの細部の特徴から平安時代の後期に造営されたものとみられ、現存する神社本殿としては最古の建築です。
また拝殿は鎌倉時代の初めに建てられたもので、現存する最古の拝殿です。意匠的には切妻造の母屋の左右に庇を付けた形であり、屋根はその部分が縋破風となっていることなど、住宅風となっている点に特色が見られます。
神のための本殿に対し、人の使う拝殿には住宅建築の様式が採用されることが多く、ここでは拝殿が初めて建てられた頃の住宅建築の様式である寝殿造の軽快な手法が、鎌倉時代の再建にも受け継がれたと考えられます。
本殿の後方は広大な森林が広がっており、こうした環境は緩衝地帯の一部となっています。

世界文化遺産 宇治上神社
世界文化遺産 宇治上神社
世界文化遺産 宇治上神社
世界文化遺産 宇治上神社
宇治上神社 鳥居
宇治上神社 鳥居

早蕨

源氏物語 宇治十帖(四)
早蕨(さわらび)

年改まり、宇治の山荘にも春が来た。今年も山の阿闍梨(あじゃり)から、蕨(わらび)や土筆(つくし)などが贈られてきた。
中君は夂君や姉君を偲びつつ
この春はたれにか見せむ亡き人の
かたみにつめる峰の早蕨
と返歌なされた。
二月の上旬、中君は匂宮(におうのみや)の二条院(にじょうのいん)へ迎えられ、行先の不安を感じつつも、幸福な日々が続く。
夕霧左大臣は、娘の六君(ろくのきみ)を匂宮にと思っていたので、失望し、薫君にと、内意を伝えたが、大君(おおいのきみ)の面影を追う薫君は、穏やかに辞退した。
花の頃、宇治を思いやる薫君は、二条院に、中君を訪ねては懇ろに語るが、匂宮は二人の仲を、疑い始める。

京都府宇治市宇治山田59

 


「響け!ユーフォニアム」聖地巡礼、スタンプラリー開始!

ここからは「響け!ユーフォニアム」スタンプラリーになります!

以下の三カ所を回って、「あじろぎの道」にある宇治市観光センター行きます。
1、匠の館
2、京阪宇治駅
3、JR宇治駅前の宇治市観光案内所

匠の館

先ずは、「匠の館」からになります。
さわらびの道を宇治川まで出て、左に行くとすぐに見つかります。

「是非一服して行って!!」
という感じなんだと思いますが、この時はスタンプにしか興味なし(笑)
門をくぐった直ぐにスタンプ台がありました。

匠の館
匠の館
匠の館
匠の館
宇治茶手もみ製法
宇治茶手もみ製法
世界で一つの喫茶室 匠の館
世界で一つの喫茶室 匠の館


京阪宇治駅へ

次は京阪宇治駅です。
写真を撮り忘れましたが、改札の前の辺りでスタンプ台を見つけました。


JR宇治駅へ

次はJR宇治駅前にある宇治市観光案内所です。
宇治橋を渡って道なりに行くと、JR宇治駅に着きます。
宇治橋
宇治橋
JR宇治駅前
JR宇治駅前

ここは縣祭りに行こうと秀一くんをデートに誘った葉月神が待ち合わせた場所ですね!

JR宇治駅前 宇治市観光案内所
JR宇治駅前 宇治市観光案内所
JR宇治駅
JR宇治駅

これで、今回のスタンプラリーの3つをゲット!
事前に調べていたら、すごく簡単ですね。
特典のクリアファイルを受け取りに、宇治市観光センターへ向かいます。

宇治橋の西詰めまで戻ります。

駿河屋
駿河屋
 お菓子の老舗駿河屋さん。

夢の浮橋

源氏物語 宇治十帖(十) 夢の浮橋
源氏物語 宇治十帖(十) 夢の浮橋
夢浮橋之古蹟
夢浮橋之古蹟

源氏物語 宇治十帖(十)
夢の浮橋

薫君(かおるのきみ)は、小野の里にいるのが、浮舟であることを聞き、涙にくれる。そして僧都にそこへの案内を頼んだ。僧都は、今は出家の身である浮舟の立場を思い、佛罰を恐れて受け入れなかったが、薫君が道心厚い人柄であることを思い、浮舟に消息を書いた。
薫君は浮舟の弟の小君に、自分の文も添えて持って行かせた。
浮舟は、なつかしい弟の姿を覗き見て、肉親の情をかきたてられ母を思うが、心強く、会おうともせず、薫君の文も受け取らなかった。
小君は姉の非情を恨みながら、仕方なく京へ帰って行った。薫君はかつての自分と同じように、誰かが浮舟をあそこへ匿っているのではないかとも、疑うのだったとか。

法の師とたづぬる道をしるべにして
思はぬ山に踏み惑うかな

紫式部像
紫式部像
紫式部
紫式部

紫式部(978~1016?)

紫式部(むらさきしきぶ)は「源氏物語」五十四帖の作者として知られる女流文学者。ここ宇治川の畔一帯に華やかな貴族文化の華が開いた王朝時代に登場した才女とは知られていても、その生涯には謎が多く、生・没年さえ正確にはわかっていない。999年頃藤原宣孝(ふじわらののぶたか)と結ばれたが、宣孝の死後は寡婦生活の日を送り、「源氏物語」の執筆はこの頃から始められたらしい。
やがて今をときめく左大臣藤原道長(ふじわらのみちなが)から、一条天皇(いちじょうてんのう)の中宮になった娘の彰子(しょうし)の女房として仕えるようにと召し出され、宮仕えの身となる。
「源氏物語」が当時の宮廷社会の実情をリアルに描写し、因果応報の人生観を有する人間性を追求した長編にまとめられているのは、紫式部自身の境遇によるものであろうと思われる。
紫式部には、女房として宮仕えをしていた頃の生活を綴った「紫式部日記」(1008秋~1010春)や、歌人としての非凡な才能が知られる「紫式部集」があり、当時の公家の様子を伝える貴重な遺作となっている。

 


ここいらでふと気が付きましたが、宇治橋の改修工事がいつの間にか終わってましたね!

宇治橋
宇治橋

平等院への参道を進み、あじろぎの道へ入ります。

「橘橋」
宇治川の中の島の「橘島」へ渡る橋

橘橋
橘橋
あじろぎの道
あじろぎの道

久美子ベンチ

このベンチは、TV本編でも度々登場してきますので、「響け!ユーフォニアム」の聖地巡礼のメッカになっています。設定では、久美子神の実家のあるマンションが「あじろぎの道」を抜けたところにあり、通学路の途中にあるというわけです。

ここへ来れば、同好の士に会うことができますよ!

久美子ベンチ
久美子ベンチ
久美子ベンチ
久美子ベンチ
久美子ベンチ
久美子ベンチ


宇治市観光センター

宇治市観光センターで、クリアファイルをゲット!
久美子神でした!!

等身大パネル
等身大パネル
ポスター
ポスター
ポスター
ポスター
特典のクリアファイル
特典のクリアファイル
京都府宇治市宇治塔川2

聖地巡礼の仕上げ

腰痛が酷くなり、かなりくたびれてます・・・。
観光センターでお茶を飲みながら休憩。
13時頃になっていますが、お昼ご飯は伏見稲荷でと決めていたので、空腹を我慢しています。

京阪宇治駅の等身大パネルを撮りに行き、最後に伏見稲荷へ向かう事になりますが、ついでに「喜撰橋」を渡って「塔の島」へ渡り、「朝霧橋」を渡って、対岸の宇治神社の方へ向かいました。

喜撰橋、中の島(塔の島・橘島)、朝霧橋

塔の島
塔の島
喜撰橋
喜撰橋
十三重石塔
十三重石塔
朝霧橋
朝霧橋
朝霧橋
朝霧橋
宇治川上流方向
宇治川上流方向
宇治川下流方向
宇治川下流方向

朝霧橋の東詰、宇治神社の鳥居の前辺り。
ここで久美子神と秀一くんが麗奈神と滝先生の噂話をしていたら、
突然自転車で通りかかった麗奈神が現れ、嗜められるシーンの場所です。
学校からの帰りだという麗奈神ですが、明らかに逆の東の方向から来ているのは演出ですかね(笑)

宇治神社船着場
宇治神社船着場
宇治神社 鳥居
宇治神社 鳥居
宇治神社船着場
宇治神社船着場

源氏物語 宇治十帖の像

源氏物語 宇治十帖の像
源氏物語 宇治十帖の像
源氏物語 宇治十帖の像
源氏物語 宇治十帖の像

源氏物語 宇治十帖

紫式部が11世紀に書いたといわれる源氏物語は全体で五十四帖からなっていますが、四十五帖から五十四帖までは、宇治を主要な舞台にしていることから「宇治十帖(うじじゅうじょう)」と呼ばれています。
物語の前半部分は華やかな宮廷生活を舞台に、光源氏(ひかるげんじ)と彼をとりまく女性たちの織りなす様々な人間関係が華麗に描かれていますが、これに対して「宇治十帖」は、光源氏亡き後、子の薫(かおる)、孫の匂宮(におうのみや)と大君(おおいのきみ)、中君(なかのきみ)、浮舟(うきふね)の三人の姫君のせつなくも儚い悲恋の物語が描かれており、「橋姫(はしひめ)」「椎本(しいがもと)」「總角(あげまき)」「早蕨(さわらび)」「宿木(やどりぎ)」「東屋(あずまや)」「浮舟(うきふね)」「蜻蛉(かげろう)」「手習(てならい)」「夢浮橋(ゆめのうきはし)」の各帖で構成されています。
源氏物語はフィクションですが、宇治川の周辺には源氏物語を愛する人々によって、いつの頃からか宇治十帖にちなんだ古跡が設定され、当時と変わらぬ宇治川の清流や木々の緑、静かな佇まいを見せる周辺の街並みと相まって、訪れる人々を源氏物語の世界へ誘ってくれます。
宇治十帖モニュメントは、浮橋と匂宮が小舟の上で愛を語り合う場面をモチーフに、宇治十帖の象徴として平成七年三月に建てられたものです。

 


京阪宇治駅

駅構内に入って、改札へ向かう階段の右側に久美子神の等身大パネルがありました!

黄前久美子神
黄前久美子神
黄前久美子神
黄前久美子神
黄前久美子神 恐らくCV「黒沢ともよ 」さんのサイン
黄前久美子神 恐らくCV「黒沢ともよ 」さんのサイン

駅の改札を入ったところに、高坂麗奈神の等身大パネルがありました!

高坂奈神
高坂麗奈神
高坂麗奈神
高坂麗奈神
高坂麗奈神 恐らくCV「安済知佳」さんのサイン
高坂麗奈神 恐らくCV「安済知佳」さんのサイン

ギャラリートレイン

ここまで来て、肝心なことに気が付きました。
ギャラリートレインにまだ乗っていなかったのです。
すっかり忘れていました。

時計を見ると、13:55でした。
次の中書島行きのギャラリートレインは、14:19発・・・。
なかなかお昼ご飯が食べれませんね。

入線してきた電車のヘッドマークを撮りたかったので、ホームの一番前へ行きます。4~5月のヘッドマークは加藤葉月神でした。

ヘッドマーク
ヘッドマーク
ヘッドマーク
ヘッドマーク

車内には観光客が結構居ますし、学校帰りと思われる女子高生達も居て、むちゃくちゃ恥ずかしかったのですが、頑張って撮りました!
秀一くん以外は全て撮ったと思います(笑)

「響け!ユーフォニアム」
「響け!ユーフォニアム」
「響け!ユーフォニアム」
「響け!ユーフォニアム」
「響け!ユーフォニアム」
「響け!ユーフォニアム」
「響け!ユーフォニアム」
「響け!ユーフォニアム」
「響け!ユーフォニアム」
「響け!ユーフォニアム」
黄前 久美子
黄前 久美子

黄前 久美子(おうまえ くみこ)
声 – 黒沢ともよ
北宇治高校1年生で、担当楽器はユーフォニアム。
姉の影響で、小4からユーフォニアムをはじめている。

加藤 葉月
加藤 葉月

加藤 葉月(かとう はづき)
声 – 朝井彩加
1年生。担当楽器はチューバ。
久美子と同じクラスで後ろの席。

川島 緑輝
川島 緑輝

川島 緑輝(かわしま さふぁいあ)
声 – 豊田萌絵
1年生で久美子や葉月と同じクラス。担当楽器はコントラバス。
自分の名前を気に入っておらず、「みどり」と自称しており、久美子や葉月にもそう呼んでもらっている。
吹奏楽の名門「聖女中等学院」の吹奏楽部で、コントラバス担当だった。

高坂 麗奈
高坂 麗奈

高坂 麗奈(こうさか れいな)
声 – 安済知佳
1年生。担当楽器はトランペット。
部活の他に、専門の教室でレッスンを受けている。
父親はプロのトランペット奏者。

田中 あすか
田中 あすか

田中 あすか(たなか あすか)
声 – 寿美菜子
3年生。担当楽器はユーフォニアム。
副部長兼低音パートリーダー。マーチングバンドではドラムメジャーも担当。
ロングヘアに赤ぶちの眼鏡をかけている。
明るく飄々とした性格で、ユーフォニアムについて語りだすと止まらなくなる。

小笠原 晴香
小笠原 晴香

小笠原 晴香(おがさわら はるか)
声 – 早見沙織
3年生。担当楽器はバリトンサックス。
吹奏楽部部長兼サックスパートリーダー。
髪型はゴムで縛ったおさげ髪。

中世古 香織
中世古 香織

中世古 香織(なかせこ かおり)
声 – 茅原実里
3年生。トランペットパートリーダー。
穏やかな性格で練習熱心だが、一度もソロパートになったことがない。

中川 夏紀
中川 夏紀

中川 夏紀(なかがわ なつき)
声 – 藤村鼓乃美
2年生。担当楽器はユーフォニアム。
髪型はポニーテール。
「やる気のない部員」の一人。

吉川 優子
吉川 優子

吉川 優子(よしかわ ゆうこ)
声 – 山岡ゆり
2年生。担当楽器はトランペット。
頭頂部に大きなリボンをつけている。
大量退部事件で仲裁に入ろうとした香織を見て、彼女を慕うようになった。


伏見稲荷へ

宇治発14:19 → 中書島着14:34 (京阪宇治線・中書島行)
中書島発14:37 → 丹波橋着14:40 (京阪本線特急・出町柳行)
丹波橋発14:41 → 伏見稲荷着14:48 (京阪本線準急・出町柳行)

電車を2回乗り換えて、伏見稲荷駅に到着です。
緑輝神の等身大パネルは、反対側ホームの真ん中辺りにありました。
おなかがぺこぺこだったので、帰りに撮ることにしました・・・。

昼食

駅の改札を出て左に行ったらすぐに、「お食事処 いなり」があります。
天丼を求めてやってきましたが、「close」の札が掛かっていました。
 「またかー(笑)」

お食事処 いなり
お食事処 いなり

ここまできて営業していなかったのは、定休日の木曜日に来てしまったのも含めて、3回目くらいになります。
時間はもう15時前でしたし、お昼の休憩に入られていたかもしれませんが、お店は営業されているのでしょうか?
すごく心配になりました・・・。

仕方がないので、伏見稲荷大社の参道を進んで、適当な定食屋さんに入りました。
定番の親子丼にしましたよ(涙)
伏見庵
伏見庵
伏見庵
伏見庵
伏見庵 親子丼
伏見庵 親子丼
京都府京都市伏見区深草一ノ坪町27−17

復路

伏見稲荷駅に戻って、緑輝神の等身大パネルを撮って、今回の旅は終了です。

伏見稲荷駅
伏見稲荷駅
川島緑輝神
川島緑輝神
川島緑輝神
川島緑輝神
川島緑輝神 恐らくCV「豊田萌絵」さんのサイン
川島緑輝神 恐らくCV「豊田萌絵」さんのサイン

今回は初めての雨中の強行軍で、めっちゃ疲れました。
やはり、雨の日は避けようと思います。

伏見稲荷発15:42 → 丹波橋着15:50 (京阪本線・中之島行)
丹波橋発15:52 → 淀屋橋着16:33 (京阪本線特急・淀屋橋行)
淀屋橋発16:37 → 梅田(大阪市営)着16:39 (大阪市営御堂筋線・新大阪行)


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